「友だちから変なメッセージが届いたと言われた」「身に覚えのないログイン通知が来た」——そんなとき、まず知りたいのはいま自分のアカウントが乗っ取られているのかどうかです。パスワード変更などの対処はその後で構いません。

この記事では、乗っ取りの有無を確かめるための具体的なチェック項目を、確認する順番に沿ってまとめます。5分ほどあれば一通り点検できます。なお、設定項目の名称や画面構成はバージョンによって異なる場合があります。見当たらないときは、設定内の検索や名称の近い項目を探してみてください。

いちばん確実なのは「ログイン中の端末」

乗っ取りとは、第三者が自分のアカウントにログインしている状態です。つまり、ログインしている端末の一覧に見覚えのない機器がないかを見るのが、もっとも直接的な確認方法になります。iPhone・Androidとも手順は共通です。

  1. ホームタブ右上の歯車アイコンから「設定」を開く
  2. 「アカウント」をタップする
  3. 「ログイン中の端末」を開く

ここに表示されるのは、スマートフォン本体以外にログインしている端末(パソコン版LINE、iPad版など)です。自分で使った覚えのある端末だけなら、ひとまず現時点でのログインは無事といえます。

見覚えのない端末名が並んでいたら、その場で「ログアウト」を選んでください。端末名は機種名やOS名で表示されるため、「自分はWindowsのパソコンでLINEを使っていないのに Windows と出ている」といった形で気づけます。

ここが空、または自分の端末だけなら、少なくとも「いま他人がログインしたまま」という状態ではありません。

通知とログイン履歴から痕跡を探す

すでにログアウトされた後でも、痕跡は通知に残っていることがあります。

  • 「他の端末でLINEにログインしました」という通知が届いていないか、通知履歴やトーク一覧をさかのぼる
  • LINE公式アカウント「LINE」からのメッセージに、ログインや連携に関する案内が来ていないか
  • 登録しているメールアドレス宛に、LINEからのログイン通知メールが届いていないか

深夜など、自分がスマートフォンを触っていない時間帯のログイン通知は特に要注意です。逆に、自分がパソコン版LINEを開いた直後の通知であれば、正常な動作です。

自分のアカウントの「痕跡」を見る

乗っ取り犯は、あなたのアカウントを使って何らかの操作をします。その形跡が残っていないかを確認します。

確認する場所見るポイント
各トークルーム自分が送った覚えのないメッセージが残っていないか
友だちリスト追加した覚えのない友だちが増えていないか
グループ一覧知らないグループに参加していないか
プロフィール名前・画像・ステータスメッセージが変わっていないか
Keep保存した覚えのないデータがないか
ブロックリスト自分がブロックした覚えのない相手が入っていないか

ブロックリストは見落とされがちですが、確認する価値があります。 乗っ取り犯が、通報してきそうな相手や本人の家族をブロックして連絡を遮断するケースがあるためです。「設定」→「友だち」→「ブロックリスト」で確認できます。

なお、送信済みメッセージは送信取消で消せるため、トーク画面に何も残っていないことは「乗っ取られていない証拠」にはなりません。友だちから指摘を受けている場合は、自分の画面に残っていなくても疑ってください。

iPhone・Androidそれぞれで確認したいこと

iPhoneの場合

  1. 「設定」アプリ→ 自分の名前 →「パスワードとセキュリティ」からApple Accountに知らない端末がないか確認する
  2. 「設定」→「通知」→「LINE」で、通知が意図せずオフになっていないか確認する

Apple Account自体を乗っ取られていると、iCloudバックアップ経由で情報が漏れる可能性があります。LINEだけでなく、こちらも合わせて点検してください。通知がオフにされていると、ログイン通知そのものに気づけなくなります。

Androidの場合

  1. 「設定」→「Google」→「Googleアカウントの管理」→「セキュリティ」で、ログイン中の端末を確認する
  2. 「設定」→「アプリ」→「LINE」→「通知」がオンになっているか確認する

Androidは端末によってメニュー名が異なります。見つからない場合は、設定内の検索窓で「セキュリティ」や「デバイス」と入力して探してください。

乗っ取りではないケースとの見分け方

次のようなケースは、乗っ取りに見えても別の原因であることがほとんどです。

症状考えられる原因
突然ログアウトされた同じ電話番号で別の端末に新規ログインした、アプリの不具合
友だちが勝手に増えた「友だち自動追加」がオンで、連絡先から取り込まれた
知らないグループに入っていた友だちが招待し、自動参加になっていた
知らない相手からメッセージが届く乗っ取りではなく、ID検索や無差別送信による接触
通知が来なくなった通知設定のオフ、省電力モードによる制限

特に多いのが「友だち自動追加」による誤解です。「設定」→「友だち」→「友だち自動追加」がオンになっていると、端末の連絡先に登録された相手が自動的に追加されます。増えた相手が電話帳にいる人なら、乗っ取りではありません。

確認して黒だったときにすぐやること

見覚えのない端末やメッセージが見つかったら、順番に進めてください。

  1. 「設定」→「アカウント」→「ログイン中の端末」で、知らない端末をすべてログアウトさせる
  2. 同じ「アカウント」画面からパスワードを変更する(他サービスと使い回していないものにする)
  3. 「ログイン許可」をオフにして、他端末からのログインそのものを止める
  4. 友だちやグループに「乗っ取られた可能性がある。お金の話は無視してほしい」と伝える

すでに自分でログインできない状態なら、LINEアプリの「ヘルプ」または公式サイトの問い合わせフォームから被害を申告します。金銭被害が出ている場合は、最寄りの警察署や警察相談専用電話(#9110)にも相談してください。

どんな場合でも、SMSで届く認証番号を他人に教えてはいけません。 友だちの名前で「認証番号を教えて」と連絡が来たら、その友だち自身がすでに乗っ取られている可能性が高い状況です。

まとめ

  • 乗っ取りの確認は「設定」→「アカウント」→「ログイン中の端末」から始める
  • 身に覚えのないログイン通知が、自分の使っていない時間帯に届いていないか確認する
  • 送信履歴・友だちリスト・グループ・プロフィール・ブロックリストの変化を点検する
  • 突然のログアウトや友だちの増加は、乗っ取り以外の原因であることも多い
  • 黒だった場合は、端末のログアウト → パスワード変更 → ログイン許可オフ → 周囲への連絡の順で対応する

何もなければそれが一番です。ついでに「ログイン許可」をオフにしておけば、次に同じ心配をする機会そのものを減らせます。

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