お店の予約受付やサークルの連絡用に、LINE公式アカウントを使いたいという場面は増えています。名前だけ聞くと大企業向けの仕組みのように思えますが、実際は個人でも無料で開設できるサービスです。
この記事では、LINE公式アカウントをゼロから作る手順と、開設直後にやっておきたい初期設定を順番に解説します。
公式アカウントでできること・個人アカウントとの違い
公式アカウントは、友だち追加してくれた相手に一斉にメッセージを送れる「配信用のアカウント」です。普段使っている個人アカウントとは、そもそも仕組みが違います。
| 項目 | 個人アカウント | 公式アカウント |
|---|---|---|
| 一斉配信 | グループか複数選択のみ | 友だち全員へ一括配信できる |
| 友だちの人数上限 | 上限あり | 実質的に上限なし |
| 相手の見え方 | 1対1のトーク | 1対1のトーク(他の友だちには見えない) |
| 複数人での管理 | できない | 権限を分けて複数人で運用できる |
| 自動応答 | なし | 時間帯やキーワードで自動返信できる |
| 費用 | 無料 | 無料プランあり(配信数で有料化) |
重要なのは、配信したメッセージは友だち全員に届くが、返信は1対1で届くという点です。受け取った側から見ると普通のトークルームなので、他の友だちに内容が見られる心配はありません。
開設の手順
作成の入口はパソコンとスマホの2通りありますが、できあがるアカウントは同じものです。
パソコン(LINE Official Account Manager)
- ブラウザで「LINE公式アカウント」の開設ページ(LINE for Business)を開く
- 「アカウントの開設」を選ぶ
- 普段使っているLINEアカウントでログインするか、メールアドレスで新規登録する
- アカウント名、業種、国/地域を入力する
- 内容を確認して作成を完了する
アカウント名は後から変更できますが、変更後7日間は再変更できない仕様があるため、思いつきで何度も変えないほうが無難です。
スマホアプリ(iOS / Android)
スマホから管理する場合は、「LINE公式アカウント」アプリを使います。App Store・Google Play のどちらにも同名のアプリがあり、操作の流れはiOSとAndroidで共通です。
- 「LINE公式アカウント」アプリをインストールして起動する
- 「LINEアカウントでログイン」を選ぶ
- 案内に沿ってアカウント名・業種を入力する
- 作成後、アプリのホームに管理画面が表示される
なお、リッチメニューの細かい作成や配信の予約設定など、一部の機能はパソコンの管理画面のほうが操作しやすいです。開設はスマホ、作り込みはパソコンという使い分けが現実的です。
開設直後にやっておきたい初期設定
作っただけでは、友だち追加してくれた相手に何も返らない状態です。最低限、次の3つは先に済ませておきましょう。
- あいさつメッセージ … 友だち追加された直後に自動で送られる文面です。初期状態のままだとテンプレートの文章が送られるので、自分の用途に合わせて書き換えます
- 応答モード … 「チャット(自分で返信する)」と「自動応答」を切り替えられます。常に人が見られない場合は自動応答にして、営業時間や返信できる時間帯を伝える文面を入れておくと親切です
- プロフィール(アイコン・背景・紹介文) … 友だち追加の判断材料になります。ここが空のままだと、追加をためらわれやすくなります
そのうえで、友だちを集めるための友だち追加用QRコードやURLを管理画面から発行します。発行したQRコードは、チラシやSNSのプロフィール欄に載せて使えます。
未認証アカウントと認証済みアカウント
開設した直後のアカウントは「未認証アカウント」です。申請して審査を通すと「認証済みアカウント」になります。
| 未認証アカウント | 認証済みアカウント | |
|---|---|---|
| 開設 | 申請不要・すぐ使える | 申請と審査が必要 |
| バッジの色 | グレー | 青 |
| LINEアプリ内の検索 | 表示されない | 表示される |
| 使える機能 | ほぼ同じ | ほぼ同じ+販促用の追加機能 |
大きな違いはLINEアプリ内の検索に出るかどうかです。未認証でもQRコードやURLからは問題なく追加してもらえるので、身内向けの連絡用途であれば未認証のままで十分です。
認証審査は法人・個人事業主を対象とした実在性の確認があり、趣味のグループ用途では通らないこともあります。審査基準はLINEヤフー側で見直される場合があるため、申請前に最新の案内を確認してください。
料金プランとメッセージ通数の考え方
公式アカウントは開設自体は無料で、配信するメッセージの通数に応じて有料プランが必要になる仕組みです。
ここで数え方を誤解しやすいので整理しておきます。
- 通数としてカウントされるのは、友だち全員に向けた一斉配信
- 1対1のチャットでの返信や、あいさつメッセージ、自動応答はカウント対象外の扱い
- 一斉配信は「配信人数 × メッセージ数」で数える。友だち100人に3吹き出し送れば300通
つまり、友だちが増えるほど1回の配信コストが上がる構造です。無料プランの通数上限やプランごとの月額は改定される場合があるため、具体的な金額は管理画面の料金案内で確認してください。連絡用途で月に数回の配信であれば、無料プランのままで足りるケースが多いです。
つまずきやすいポイント
- 個人アカウントが公式アカウントに変わるわけではない … 公式アカウントは別に作られます。普段のLINEはそのまま使えます
- 自分のスマホに自分の公式アカウントを表示したい … 発行したURLやQRコードから、自分でも友だち追加できます。テスト配信の確認にも使えます
- 削除すると友だちと配信履歴は戻らない … 一度削除したアカウントは復元できません。名前を変えたいだけなら、削除ではなく設定から変更します
- メニューの名称が案内と違う … 管理画面はたびたび更新されます。項目名はバージョンによって異なる場合があるため、見当たらないときは設定内を検索してください
まとめ
- LINE公式アカウントは個人でも無料で開設できる。普段のLINEアカウントでそのままログインして作れる
- 開設はスマホアプリでも可能だが、作り込みはパソコンの管理画面が扱いやすい
- 最初にあいさつメッセージ・応答モード・プロフィールの3点を整える
- アプリ内検索に出したいなら認証申請が必要。QRコード配布だけなら未認証で十分
- 課金は一斉配信の通数ベース。友だちが増えるほど1回の配信が重くなる
まずは無料のまま作って、あいさつメッセージだけ整えてみるのが始めやすい進め方です。
当サイト「LINE友達募集掲示板」では、お住まいの市区町村ごとにLINE友達を募集できます。公式アカウントで地域のお店やサークルの情報を発信したい方も、まずは近くの友達探しから始めてみてください。