海外旅行や留学、出張のときに「LINEの電話は海外でも使えるのか」「国際通話料を請求されないか」と不安になる人は多いと思います。結論から言うと、LINEの無料通話はインターネット回線を使ってやり取りするため、相手が海外にいても、自分が海外にいても、電話会社の国際通話料はかかりません。
ただし「通話料が無料」であることと「お金がかからない」ことは別です。海外で使う場合はインターネットへの接続方法によって費用が大きく変わります。ここでは仕組みと必要な準備、設定の確認方法を整理します。なお、設定項目の名称や画面構成は端末やバージョンによって異なる場合があります。
LINEの通話に国際通話料がかからない理由
通常の電話は電話会社の回線を使うため、日本と海外のあいだでつなぐと国際通話料が発生します。一方でLINEの無料通話・ビデオ通話は、メッセージを送るときと同じインターネット回線を使って音声や映像をやり取りしています。
そのため、LINE同士の通話であれば次のようになります。
- 相手が日本にいて自分が海外にいても、通話そのものは無料
- 自分が日本にいて相手が海外にいても同じく無料
- 通話時間が長くなっても、電話会社からの通話料請求は発生しない
かかるのは「通話料」ではなく「インターネットに接続するための費用」です。ここを取り違えると、帰国後に高額な請求を受けることがあります。
海外でLINE通話を使うための接続方法
海外でインターネットにつなぐ手段は主に次の4つです。
| 接続方法 | 費用の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| ホテル・カフェのWi-Fi | 無料または宿泊費に含まれる | 速度が不安定で通話が途切れやすい |
| 海外用のプリペイドSIM・eSIM | 数百円〜数千円(期間・容量による) | 端末のSIMロック解除が必要な場合がある |
| レンタルWi-Fiルーター | 1日あたり数百円〜 | 充電と持ち運びが必要 |
| 携帯会社の海外ローミング | 定額プランなら1日あたり数百円〜千円台 | 申し込まずに使うと高額請求になることがある |
いちばん事故が起きやすいのが最後の海外ローミングです。定額プランに申し込まないまま現地でデータ通信をすると、通信量に応じた課金になる場合があります。出発前に契約中の携帯会社の案内を必ず確認してください。
データローミングのオン・オフを確認する
意図しない通信を避けるため、現地に着く前に設定を確認しておきます。
iPhoneの場合
- ホーム画面の「設定」を開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」(または「モバイルデータ通信のオプション」)をタップ
- 「データローミング」のオン・オフを切り替える
Wi-Fiだけで使うと決めている場合は、データローミングをオフにしておくと安心です。
Androidの場合
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「SIM」または「モバイルネットワーク」を選ぶ
- 「ローミング」のオン・オフを切り替える
Androidはメーカーによって項目名が異なります。見つからないときは設定内の検索窓に「ローミング」と入力すると早く見つかります。
通話に使うデータ量の目安
海外ではデータ容量が限られていることが多いため、どのくらい消費するかを把握しておくと安心です。
| 通話の種類 | 1分あたりの目安 | 30分あたりの目安 |
|---|---|---|
| 音声通話 | 約0.3MB | 約10MB |
| ビデオ通話 | 約5MB | 約150MB |
いずれもおおよその目安で、通信環境や画質によって変動します。容量を節約したいときは、ビデオ通話ではなく音声通話を選ぶだけでも消費量が大きく変わります。長時間話す予定があるなら、Wi-Fiにつないでからかけるのが確実です。
海外の固定電話・携帯にかけたいとき
相手がLINEを使っていない場合、LINEアプリから固定電話や携帯電話に発信できる「LINE Out」という有料サービスが用意されています。通常の国際電話より安く設定されていることが多いものの、無料通話とは違って通話料がかかります。提供状況や料金、対象の国は変更される場合があるため、利用前にアプリ内の案内で最新の条件を確認してください。
急ぎでない用件なら、相手にLINEを入れてもらってLINE同士で通話するほうが費用はかかりません。
海外でつながらない・音が途切れるときの確認
海外で通話の調子が悪いときは、次の順に確認すると原因を絞り込めます。
- インターネットにつながっているか — ブラウザでサイトが開けるか試す
- Wi-Fiの速度が足りているか — 混雑したホテルや空港のWi-Fiは通話に耐えられないことがある
- データローミングがオフになっていないか — Wi-Fiのない場所ではオンにしないと通信できない
- 機内モードが残っていないか — 到着後に解除し忘れているケースが多い
- アプリの通信が制限されていないか — iPhoneは「設定」→「モバイル通信」の一覧でLINEがオンになっているかを確認する
- 時差を間違えていないか — 相手が深夜で出られないだけのこともある
一部の国や施設では、通信サービスの利用が制限されている場合があります。Wi-Fiにつながっているのに通話だけができないときは、別の回線や別の場所で試してみてください。
海外で使う前にやっておきたいこと
- 出発前に日本のWi-Fi環境でLINEが正常に動くか確認しておく
- 機種変更を控えている場合は、渡航前に引き継ぎを済ませておく
- 電話番号の認証が必要になる場面に備え、メールアドレスとパスワードを登録しておく
- 家族や職場と連絡が取りやすいよう、グループを作っておく
特に、現地で再ログインが必要になったときに電話番号のSMSが受け取れないと困ります。メールアドレスとパスワードの登録は出発前に済ませておくと安心です。
まとめ
- LINEの無料通話はインターネット回線を使うため、海外との通話でも国際通話料はかからない
- かかるのは通信費。Wi-Fi・海外SIM・レンタルWi-Fi・海外ローミングから選ぶ
- 海外ローミングは定額プランに申し込まないと高額になる場合があるため、出発前に確認する
- データローミングの設定はiPhoneが「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」、Androidが「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」から確認できる
- 通信量の目安は音声通話で1分あたり約0.3MB、ビデオ通話で約5MB。節約したいときは音声通話を選ぶ
- 相手がLINEを使っていない場合は有料の「LINE Out」で固定電話にも発信できる
当サイト「LINE友達募集掲示板」では、お住まいの市区町村ごとにLINE友達を募集できます。帰国後に地元で気軽に話せる相手を探したい方も、あわせてご利用ください。