LINEには友だちとのトークだけでなく、写真・連絡先・場合によっては決済情報まで集まります。そのぶん、端末を人に見られたときや、アカウントを乗っ取られたときのダメージも大きくなります。ところがセキュリティに関する項目は設定画面のあちこちに散らばっていて、一度も見直したことがないという人も少なくありません。

この記事では、LINEで最初に確認しておきたいセキュリティ設定を、パスコードロック・ログイン管理・暗号化・受信制限の順にまとめます。iPhoneとAndroidで場所が違う部分も、その都度補足します。

見直したいセキュリティ設定の全体像

まず、どこに何の設定があるかを整理します。多くは「設定(歯車アイコン)」内の プライバシー管理 と アカウント に分かれています。

目的設定場所できること
端末を見られても中身を守るプライバシー管理 → パスコードロック起動時に暗証番号を要求する
勝手なログインを防ぐアカウント → ログイン許可スマホ以外でのログインを制限する
不審な端末を切るアカウント → ログイン中の端末今ログインしている端末を確認・強制ログアウト
盗み見を防ぐプライバシー管理 → Letter Sealingトークを暗号化する
知らない人を遮断するプライバシー管理 → メッセージ受信拒否 ほか友だち以外からの連絡を減らす

設定画面は ホーム タブを開き、右上の歯車アイコンから入ります。項目名や並び順はアプリのバージョンによって異なる場合があります。

パスコードロックを設定する

パスコードロックは、LINEを起動するたびに暗証番号の入力を求める機能です。スマホ本体のロックとは別に、LINEだけをもう一枚のカギで守れます。家族と端末を共有している人や、置き忘れが不安な人はまず設定しておきましょう。

  1. ホームタブ右上の 設定(歯車) を開く
  2. プライバシー管理 をタップ
  3. パスコードロック をオンにする
  4. 4桁の数字を入力し、確認のためもう一度入力する

iPhoneでは、パスコードロックをオンにすると Face ID や Touch ID による解除も使える場合があります。Androidでは端末の生体認証と連動しないことがあるため、暗証番号を忘れないように注意してください。パスコードを忘れた場合は、一度LINEを削除して再インストールし、ログインし直す必要があります(トーク履歴はバックアップがないと戻りません)。

ログイン許可と端末の管理

LINEはスマホ以外に、パソコン版やiPad版でも同じアカウントを使えます。この仕組みは便利な一方で、ログイン情報が漏れると別の端末から侵入される入口にもなります。

ログイン許可をオフにする

パソコンやタブレットでLINEを使う予定がなければ、ログイン自体を禁止しておくと安全です。

  1. 設定 → アカウント を開く
  2. ログイン許可 をオフにする

これで、スマホ以外の端末からはログインできなくなります。パソコン版を使うときだけ一時的にオンに戻す運用が安心です。

ログイン中の端末を確認する

今どの端末からログインされているかは、その場で確認できます。

  1. 設定 → アカウント を開く
  2. ログイン中の端末 をタップ
  3. 身に覚えのない端末があれば ログアウト を選ぶ

知らない端末が並んでいたら乗っ取りのサインです。すぐにログアウトさせたうえで、パスワードを変更してください。

メッセージの暗号化(Letter Sealing)を確認する

Letter Sealingは、送受信するトークを暗号化して、送り主と受け取り主以外には内容を読めないようにする機能です。通常は初期状態でオンになっていますが、念のため確認しておきましょう。

  1. 設定 → プライバシー管理 を開く
  2. Letter Sealing がオンになっているか確認する

相手側もオンになっている場合に暗号化が有効になります。オフになっていると通常のやり取りに戻るため、特別な理由がなければオンのままにしておくのがおすすめです。

知らない相手からの連絡を防ぐ設定

見知らぬアカウントからのメッセージは、詐欺や乗っ取りの入り口になりがちです。次の3つを見直すと、知らない相手とつながりにくくなります。

設定場所効果
メッセージ受信拒否プライバシー管理友だち以外からのメッセージを受け取らない
IDによる友だち追加を許可プライバシー管理オフにすると自分のIDで検索されない
QRコードの更新マイQRコード画面出回った古いQRコードを無効にする

メッセージ受信拒否とIDによる友だち追加を許可は、どちらも設定 → プライバシー管理から切り替えます。IDでの検索を止めても、既存の友だちとのやり取りには影響しません。

QRコードの更新は、ホームタブの検索窓の横にあるQRコードアイコンから マイQRコード を開き、更新(回転する矢印)のアイコンをタップします。以前SNSなどに貼ったQRコードを無効化したいときに使います。

パスワードと連絡先情報を確認する

乗っ取り対策の土台になるのが、パスワードと登録情報の管理です。設定 → アカウント から次を確認しましょう。

  • パスワード: 他サービスと使い回していないか。推測されにくいものに変更する
  • メールアドレス/電話番号: 登録済みで、今も使えるものか。機種変更やパスワード再設定で必要になります

パスワードを他のサイトと同じにしていると、どこか1か所の漏えいがLINEにも波及します。LINE専用の長いパスワードにしておくと安心です。詳しい乗っ取りの兆候と対処は、乗っ取り関連の記事もあわせて確認してください。

まとめ

LINEのセキュリティ設定は、次の順で見直すと漏れがありません。

  1. パスコードロックで端末を見られたときに備える
  2. ログイン許可をオフにし、ログイン中の端末で不審な接続がないか確認する
  3. Letter Sealingで暗号化を有効にしておく
  4. メッセージ受信拒否・IDによる友だち追加を許可・QRコード更新で知らない相手を遠ざける
  5. パスワードと連絡先情報を最新かつ使い回しのない状態にする

どれも数分で終わる設定ばかりです。一度整えておけば、乗っ取りやのぞき見のリスクをまとめて下げられます。仕様はバージョンによって変わる場合があるため、項目が見当たらないときは設定画面の検索も活用してください。

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