LINEの無料通話は、電話番号にかける普通の電話とは別のしくみで動いています。相手がLINEを使っていれば、通話料をかけずに話せるのが一番の利点です。一方で「着信が鳴らない」「通信量が心配」「自分の番号は相手に伝わるのか」といった疑問は、電話アプリとの違いから生まれます。この記事では、LINEの音声通話のかけ方から設定・トラブル対処までを一通り整理します。
LINEの通話でできること
通話まわりの機能を整理すると次のようになります。
| 種類 | 内容 | 通話料 |
|---|---|---|
| 音声通話 | 友だち1人と声だけで話す | かからない(データ通信のみ) |
| ビデオ通話 | 映像つきで話す | かからない(データ通信のみ) |
| グループ通話 | グループのメンバーと多人数で話す | かからない(データ通信のみ) |
いずれも相手もLINEアプリを使っていることが前提です。相手の電話番号を知らなくても、友だちになっていれば通話できますし、こちらの電話番号が相手に通知されることもありません。
なお、LINEから電話番号あての発信ができる有料サービスは、提供状況が時期や国によって変わります。アプリ内に該当の項目が見当たらない場合は、そのバージョンでは利用できないと考えてください。
音声通話のかけ方
トークルームからかける(iPhone・Android共通)
- 「トーク」タブを開き、相手とのトークルームを開く
- 画面右上の受話器アイコンをタップ
- 表示されたメニューから「音声通話」を選ぶ
友だちリストからかける
- 「ホーム」タブで相手の名前をタップし、プロフィール画面を開く
- 「音声通話」を選ぶ
トークのやり取りがない相手にかけたいときは、こちらのほうが早く見つかります。
かかってきたときの出かた
- 画面のロック中: 表示された着信画面の「応答」をタップします(iPhoneでは通知の形式によってスライド操作が必要な場合があります)
- LINEを開いている最中: 画面上部または中央に出る「応答」をタップします
出られないときは「拒否」を選びます。拒否しても相手に「拒否した」とは表示されず、トークルームに不在着信として残るだけです。あとからその履歴をタップすれば折り返せます。
通話中に使える操作
通話画面には、押さえておくと便利なボタンが並んでいます。
| ボタン | 動作 |
|---|---|
| ミュート(マイク) | 自分の声を相手に届かなくする。周囲がうるさいときに使う |
| スピーカー | 端末のスピーカーから音を出し、手に持たずに話す |
| ビデオ | その場でビデオ通話に切り替える(相手の同意なしに自分の映像が送られます) |
通話中にトークを確認したいときは、ホーム画面に戻る操作をしても通話は切れません。画面上部に通話中を示す表示が残るので、そこをタップすれば通話画面に戻れます。ボタンの名称や並びはアプリのバージョンによって異なる場合があります。
通話料と通信量の考え方
LINEの通話に通話料はかかりません。消費するのはデータ通信量だけです。
- 音声通話は、ビデオ通話に比べてデータ通信量がかなり少なく済みます
- ビデオ通話は映像を送り続けるため、通信量が大きく増えます
- 具体的な消費量は通話品質や回線状況によって変わります
長電話になりそうなときはWi-Fiに接続してからかけるのが確実です。モバイルデータの残量が少ない月は、ビデオ通話を避けて音声通話にするだけでも差が出ます。映像つきで話したい場合の注意点は「LINEのビデオ通話のやり方」にまとめています。
着信音・着信許可の設定
「設定」→「通話」を開くと、通話まわりの項目がまとまっています。主なものは次のとおりです。
- 通話の着信許可: これをオフにすると、LINEの通話がかかってこなくなります。鳴らない原因として一番多い箇所です
- iPhoneの基本通話と統合(iOSのみ): オンにすると、LINEの着信が端末の電話アプリと同じ画面で表示されます。オフにするとLINEの通知として表示されます
- 着信音: 着信時に鳴る音を変更できます
項目の名称や有無は、端末のOSとアプリのバージョンによって異なる場合があります。見当たらない項目は、そのバージョンでは提供されていないと考えて差し支えありません。
通知そのものが来ない場合は、通話の設定ではなく端末側の通知設定が原因のこともあります。詳しくは「LINEの通知が来ないときの原因と対処法」で解説しています。
着信が鳴らない・かけられないときの確認
つながらないときは、次の順に確認すると原因を絞り込みやすくなります。
- LINEの通話設定: 「設定」→「通話」で「通話の着信許可」がオンになっているか
- 端末の権限: iPhoneは「設定」アプリ →「LINE」でマイクがオンか。Androidは「設定」→「アプリ」→「LINE」→「権限」でマイクを許可しているか
- 通知の許可: 端末の設定でLINEの通知がオフになっていると、着信画面が出ないことがあります
- マナーモード・集中モード: おやすみモードや集中モード(iPhone)、サイレントモード(Android)の対象になっていないか
- 通信環境: Wi-Fiの電波が弱い場所では、モバイル回線に切り替えて試す
- アプリの状態: LINEを完全に終了して再起動する、最新バージョンに更新する
声が届かない場合はマイクの権限、そもそも着信画面が出ない場合は着信許可か通知設定、と切り分けると早く済みます。相手にブロックされている場合は、呼び出し音が鳴り続けたままつながりません。原因別の対処は「LINEで通話できないときの原因と対処法」にまとめています。
まとめ
LINEの音声通話について、押さえておきたい点を整理します。
- かけ方はトークルーム右上の受話器アイコンから「音声通話」を選ぶ(iPhone・Android共通)
- 相手の電話番号は不要で、こちらの番号が相手に通知されることもない
- 通話料はかからず、消費するのはデータ通信量だけ。音声通話はビデオ通話よりずっと軽い
- 拒否しても相手に「拒否した」とは表示されず、不在着信として残るだけ
- 通話中はミュート・スピーカー・ビデオ切り替えが使える。ビデオは押した時点で映像が送られる
- 着信が鳴らないときは、まず「設定」→「通話」の「通話の着信許可」を確認する
- 表示や項目名はアプリのバージョンによって異なる場合がある
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