音声通話は問題なくできるのに、ビデオ通話にすると自分の顔が映らない、相手の画面が真っ暗のまま、映像が途中で固まってしまう。LINEのビデオ通話はカメラと通信量の両方を使うため、音声通話では表に出なかった問題がここで初めて見えてくることがよくあります。この記事では、ビデオ通話に特有のトラブルを症状ごとに整理し、確認する順番を紹介します。
通話そのものがつながらない(呼び出し音が鳴らない、着信に気づけない)場合は、先に「LINEで通話できないときの原因と対処法」を確認してください。
症状から原因の見当をつける
ビデオ通話のトラブルは、「どちら側の映像が」「どう映らないか」で原因がかなり絞れます。
| 症状 | 主に疑うところ |
|---|---|
| 自分の映像が真っ黒・映らない | カメラの権限、通話画面のカメラオフ、他アプリのカメラ使用 |
| 相手の映像だけが映らない | 相手側のカメラオフ・権限、相手の通信環境 |
| 映像が止まる・カクつく・音とずれる | 通信速度、速度制限、端末の負荷 |
| ビデオ通話のボタンが見当たらない | 相手が公式アカウント、アプリのバージョン |
| 途中で映像が切れて音声だけになる | 通信の不安定化、省電力モード |
| パソコン版だけで映らない | OS側のカメラ許可、外付けカメラの選択 |
自分の映像が映らないなら自分側、相手の映像だけ映らないなら相手側にまず原因があると考えてください。相手の画面が真っ暗なのに、自分の設定を何度見直しても直りません。
自分の映像が映らないとき
通話画面でカメラがオフになっていないか
意外と多いのがこれです。ビデオ通話中の画面下部には、カメラのオン・オフを切り替えるアイコンがあります。ここがオフ(斜線が入った状態)になっていると、相手には映像が送られません。一度タップして切り替えてみてください。
音声通話からビデオに切り替えた場合も、カメラのアイコンがオンになっているかを確認します。
カメラの権限を確認する
iPhoneの場合
- ホーム画面の「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「LINE」をタップ
- 「カメラ」がオンになっているか確認する
「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」でカメラの使用自体が制限されていると、LINEの一覧にカメラの項目が表示されないことがあります。家族の端末を借りている場合や、子ども向けの制限をかけている端末では、この設定も確認してください。
Androidの場合
- 「設定」→「アプリ」→「LINE」を開く
- 「権限」をタップ
- 「カメラ」を「アプリの使用中のみ許可」などの許可状態にする
Android 12以降では、クイック設定パネル(画面上部から下にスワイプ)に**「カメラへのアクセス」**のタイルがあり、ここがオフだと端末全体でカメラが使えなくなります。機種によって名称や有無は異なる場合があります。
他のアプリがカメラを使っていないか
カメラは同時に1つのアプリしか使えないのが基本です。Zoomなどのビデオ会議アプリ、カメラアプリ、SNSのライブ配信などがバックグラウンドで動いていると、LINE側で映像が取得できないことがあります。使っていないアプリを終了してから、ビデオ通話をかけ直してください。
相手の映像が映らないとき
相手の画面だけが真っ暗、またはアイコンが表示されたままの場合は、次の可能性があります。
- 相手がカメラをオフにしている(顔を出さずに参加している)
- 相手の端末でLINEのカメラ権限が許可されていない
- 相手の通信環境が悪く、映像だけが届いていない
いずれも自分の側では直せないため、上の「自分の映像が映らないとき」の手順を相手に確認してもらうのが一番早い方法です。
映像が止まる・カクつくとき
ビデオ通話は音声通話よりもはるかに多くのデータを使います。電波が立っていても速度が足りなければ映像だけが止まり、音声は続くという状態になりがちです。
- Wi-Fiとモバイルデータを切り替えて、改善するか試す
- 月末などでデータ通信量の上限に達し、速度制限がかかっていないか確認する
- 同じWi-Fiで動画のダウンロードや大容量の更新が走っていないか確認する
- Wi-Fiルーターから離れすぎていないか確認する
端末側では、省電力モード(iPhoneの「低電力モード」、Androidの「省電力モード」「バッテリーセーバー」など)がオンになっていると、処理性能や通信が抑えられて映像が不安定になることがあります。長時間の通話で端末が熱くなると、性能が自動で落とされる場合もあります。
背景をぼかすエフェクトやフィルターを使っている場合は、いったんオフにすると処理が軽くなって安定することがあります。
ボタンが見当たらない・かけられないとき
- 公式アカウントとのトーク … 企業などの公式アカウントとは、基本的にビデオ通話ができません
- アプリが古い … App Store / Google Play でLINEを最新バージョンに更新する
- グループでのビデオ通話 … グループの場合は、トークルーム右上の受話器アイコンから「ビデオ通話」を選びます。参加できる人数には上限があります
ボタンの位置や表示は、LINEのバージョンによって異なる場合があります。ビデオ通話の基本的なかけ方は「LINEのビデオ通話のやり方」で解説しています。
パソコン版で映らないとき
パソコン版のLINEでは、LINEの設定に加えてOS側のカメラ許可が必要です。
- Windows: 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」で、カメラへのアクセスとデスクトップアプリのカメラ使用がオンになっているか確認する
- Mac: 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」で、LINEがオンになっているか確認する
外付けのWebカメラを使っている場合は、LINEの「設定」→「通話」で、使用するカメラが正しく選ばれているかも確認してください。OSのバージョンによって項目名が異なる場合があります。
それでも直らないときの順番
影響の小さい順に試していきます。
- 通話を切って、ビデオ通話をかけ直す
- LINEアプリを完全に終了して起動し直す
- 端末を再起動する(カメラをつかんだままのアプリも解放されます)
- LINEとOSを最新バージョンに更新する
アプリの削除と再インストールは最後の手段です。引き継ぎの準備をせずに削除するとトーク履歴を失う可能性があるため、行う場合は「LINEを再インストールする方法」の手順に沿って進めてください。
まとめ
- 自分の映像が映らないなら自分側、相手の映像だけ映らないなら相手側に原因があることが多い
- まず通話画面のカメラアイコンがオフになっていないかを確認する
- 権限はiPhoneなら「設定」→「LINE」→「カメラ」、Androidなら「アプリ」→「LINE」→「権限」
- 他のアプリがカメラを使っていると映らないことがある
- カクつく場合は通信速度・速度制限・省電力モードを疑う
- パソコン版はWindows・MacのOS側でもカメラの許可が必要
設定項目の名称や位置は、LINEのバージョンや端末によって異なる場合があります。
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